ネズッポ科(Callionymidae)−ニシキテグリ
和名:ニシキテグリ 英明:mandarinfish(マンダリン・フィッシュ) 学名:Neosynchiropus splendidus(Synchiropus splendidus/Pterosynchiropus splendidus) (Herre,1927) 撮影:上:S.Goto/下:tamami(パラオ) 分布:琉球列島。〜西部太平洋。 特徴:珊瑚礁域に生息する。体長は5-7.5cm程度。体色には青色や金緑色が混ざり、帯模様や斑点など不規則な模様を持つ。 第一背びれには長い棘があり、第二背びれには金緑色の斑点がある。 尾鰭中央部の軟条の先端は分枝する。前鰓蓋骨棘の後端は鉤条ではない。第2背鰭は7〜9軟条で軟条の先端は3分枝する。胸鰭は約30軟条。 腹鰭は遊離軟条がなく、体色はサイケチックな柄になる。 本種は、細胞にある色素によって青い体色をもつごく限られた動物であり、この色素を持つ動物は、本種のほかには同属のスポッテッドマンダリンフィッシュしかいない。この体色には、青色素胞 (Cyanopore) という色素胞の一種が関係していると考えられている。 ※ニシキテグリ属(Pterosynchiropus)とする場合もある。 |
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