チョウチョウウオ科(Chaetodontidae)−アケボノチョウチョウウオ

アケボノチョウチョウウオ
アケボノチョウチョウウオ
アケボノチョウチョウウオ(幼魚)※左上はセグロチョウチョウウオの幼魚 アケボノチョウチョウウオ(幼魚)
アケボノチョウチョウウオ(幼魚)※左上はセグロチョウチョウウオの幼魚 アケボノチョウチョウウオ(幼魚)

和名:アケボノチョウチョウウオ
英明:Blackback butterflyfish
学名Chaetodon melannotus
撮影:上:TETSUROU/左下/右下:S.Goto(房総)
分布:千葉県以南。〜アラビア海を除くインド・西部太平洋。
特徴:水深15m以浅の岩礁、珊瑚礁域に生息する普通種。その周辺の転石帯や砂底、ガレ場、岩礁域、漁港などでも見られ、生息域がかなり広い。あまり大きくはないが、群れを作ることがる。
幼魚は夏から秋にかけて死滅回遊魚(無効分散)として本州中部以南太平洋岸の潮だまりや防波堤などでみることがある。1月になるにつれ見られなくなる。成長するにつれ、深いところに移動する。
体長約14-18cm。体側は白色地に口から腹、尾の付け根、背鰭、頭部は黄色が囲む。体側にななめに走る黒線。背びれにそって黒い大きな班があり、そこから、斜め線が走る。幼魚は尾の付け根に黒点があるが、成長するにつれ、上の大きな黒い班とつながり吸収されてしまう。臀鰭基部付近に小さな黒色斑がある。死後、もしくは夜間に体側上方に白斑を出すことがある。
スポットテールバタフライフィッシュに似るが、尾の付け根に特徴的な黒点があること、腹鰭が黄色いこと(スポットテールは白)、尾の付け根の黒点も成長しても消えないことで区別できる。
雑食性で、藻類、サンゴのポリプ、甲殻類などを食べる。観賞魚。


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