イットウダイ科(Holocentridae)−アカマツカサ
和名:アカマツカサ 英明:Blotcheye soldierfish 学名:Myripristis berndti Jordan and Evermann,1903 撮影:上:SUN(小笠原)/下:S.Goto 分布:小笠原、琉球列島以南。〜インド・太平洋域。 特徴:サンゴ礁域や岩礁域に生息する。夜行性で、昼間は岩孔やサンゴの下などに隠れるが、夜間に出てきて活発に泳ぐ。 体長25cmになり、本属魚種としては大型。側線有孔鱗数は28〜30。鰓蓋膜の暗色域は主鰓蓋棘の僅か下までにある。背びれのトゲの部分の上部は黄色である。エラぶたの黒斑は胸びれまで達しない。下顎はかなり突き出し、ヨゴレマツカサやナミマツカサと区別できる。本種の歯塊は1対で、マルマツカサとも区別できる。 夜間に甲殻類や小魚などを捕食する。本種を含むアカマツカサ属魚類の分類は混乱している。本種の分布域は本州中部以南とされるが、本種は日本では小笠原諸島と琉球列島のみに分布するものとされ、南日本太平洋側に広く生息するものは別種ナミマツカサとされ、1996年に記載された。 |
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