ケムシカジカ科(Hemitripteridae)−ケムシカジカ
和名:ケムシカジカ 英明:- 学名:Hemitripterus villosus(Hemitripterus cavifrons) (Pallas,1814) 撮影:S.Goto 分布:東北地方、石川県以北、黄海、日本海北部。〜ベーリング海。 特徴:水深50〜200m付近のやや深い岩礁域や、その周辺の砂泥域などに生息するが、冬の産卵期には浅所へ移動する。 体長は43cm。頭と体は小瘤状の突起で被われている。背鰭棘条部の基底が長く、また背鰭棘は17〜19本で、鰭膜が深く切れ込んでいる。臀鰭に棘はなく、12〜15軟条。吻は丸い。体形は細長く、頭部の背面にはこぶのような盛り上がりがある。皮膚は小さな突起におおわれていて、眼の上の縁は高く隆起している。口には鋭い歯があり、鰓蓋には4本のトゲがある。体色は灰色がかった褐色で、体側には黒っぽい褐色の横帯がある。 産卵期に浅海に移動して定住性ゴカイ類などの群体に卵を産み付ける。 多毛類、甲殻類、軟体動物、小型魚類などを捕食する。 旬は冬とされ、身とともに卵や肝臓と一緒に汁物などで賞味される。 |
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