ケムシカジカ科(Hemitripteridae)−イソバテング
和名:イソバテング 英明:silverspotted sculpin 学名:Blepsias cirrhosus (Pallas,1814) 撮影:S.Goto 分布:宮城県・福井県以北の北部太平洋から日本海。ベーリング海を経てカリフォルニア州までの北部太平洋に分布。 特徴:沿岸の浅海から沖合いまでの岩礁や藻場に生息する。 頭と体は小瘤状の突起で被われているが、尾柄部と腋部には見られない。背鰭(せびれ)と胸鰭(むなびれ)は大きく特徴的、背鰭棘条部の基底は短くて欠刻があり、背鰭棘は6〜10本。臀鰭に棘はなく、18〜22軟条。眼上皮弁を持つことなどが特徴。体は側扁(平べったい)していて、ざらざらした皮膚に覆われている。口の周りには皮弁(ヒゲ)がたくさんあり、目の上にも皮弁がある。背ビレの白く見える小斑点は透明。また、背びれの棘状部に大きな切れ込みが入るのが特徴。 動物食性で多毛類、甲殻類などを捕食する。 体内受精を行い、メスはカイメンの体内に卵を産みつける。 |
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