ウミヘビ科(Ophichthidae)−ダイナンウミヘビ
和名:ダイナンウミヘビ 英明:- 学名:Ophisurus macrorhynchos Bleeker,1853 撮影:S.Goto(江ノ島水族館) 分布:北海道の太平洋岸から日本列島の全部、朝鮮半島、中国大陸沿岸、台湾、西太平洋、インド洋 特徴:内湾の浅所から水深500mくらいまでの砂底および砂泥底に生息する。夜行性であり、普段は砂から頭だけを出している。 体調は1.5mになる。“ウミヘビ”と名前に付く動物には、鱗のあるものとないものに分けられる。前者は爬虫類のヘビ亜目に分類される蛇の仲間で、後者はウナギ目に分類される魚類の仲間となる。本種には鱗がないので魚類。 ウミヘビ科ウミヘビ亜科に分類される魚類には尾部の先端に鰭を持ち合わせておらず、肉質が突出しているというのが特徴。本種は、体は非常に細長く、体色は灰褐色である。頭は著しく伸びて口先は尖り、目つきが悪い。両顎の歯は大きく犬歯状で、口は大きく裂けて目の後方まで開いている。胸鰭はあるが尾鰭はなく、尖ったままで終わっている。非常に特徴的なため容易に見分けられる。 肉食性。死んだ魚類や甲殻類なども食べる。かなり深い所から底引網に入るが、食用にはしない。 |
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