メジロザメ科(Carcharhinidae)−クロヘリメジロザメ
和名:クロヘリメジロザメ 英明:Copper shark(コパーシャーク) 学名:Carcharhinus brachyurus 撮影:S.Goto(大洗水族館) 分布:西大西洋ではメキシコからアルゼンチン、東大西洋では地中海、カナリア諸島から南アフリカ、西太平洋では日本からニュージーランド、東太平洋では南カリフォルニアからペルーまで生息。 特徴:海岸付近から100mの水深までの外洋に生息する。体長は2.2〜2.5m、最大では2.9mになる。 体色は腹は白く、背中はブロンズ色(オリーブがかった灰)をしている。ヒレの先には黒い点が見られる。 大型で、ほっそりした体つきをしており、鼻面はやや尖っている。第1背鰭の後端はほぼ三日月型に反り返っていて、胸鰭のほぼ終わりの部分から始まる。胸鰭の後端も三日月型をしている。胸鰭の縁(へり)だけが黒くて、眼の周りが白い。ツマグロと似ているが、ツマグロは背鰭と尾鰭の端(つま)が黒いので区別できる。 食性から推測して、回遊をおこなう習性があると思われる。さまざまな種類の魚類、小型のサメ、エイ、イカ類などを捕食する。 胎生で、13〜20尾の幼魚を産む。オスは2〜2.3mで成熟し、メスは推定だが2.4m以前で成熟する。成熟するまで5年かかり、最高寿命は12歳の記録がある。危険なサメとされている。 頻繁に見られる種だが、他の種と見まちがえやすいのか、ほとんど研究されていない。 |
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